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2012-03-29 (Thu)


映画「pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観ました。

2009年に急逝したドイツの舞踊家ピナ・バウシュ。
彼女の足跡を、率いていたブッパタール舞踊団の団員達のコメントと共に綴るドキュメンタリー。


正直、親切な作りの映画ではない。
ピナのことを知らない人にはとてもわかりにくいし、コンテンポラリーダンスに免疫のない人は「???」で終わる可能性もある。

でも、このシンプルな、「ダンスを映すこと」に特化した作りは、素直に感じることを妨げない効果があるように思う。
(実際、最低限の予備知識はフライヤーに書いてある)

3Dでないと映し出せないだろう、ダンサー達の躍動感。
舞台の奥行き、表情、汗。

踊り続けることは、自分を探し続けること。
「踊りなさい、自分を見失わないように」というピナの言葉。


あらゆる表現者は、きっと観れば感じるところがあるはず。
人より上手く見せようとか、一番目立とうとか、そんな事思ってるウチはまだまだ表現の本質からは遠く。
自己表現のための表現は、多分表現ではない。

ダンスだって音楽だって、それは同じこと。
自分の内面は恐いほど表現に表れる。
驕りがあれば、嫌味な踊りや歌になる。
自信がなければ頼りなく見える。
作品を愛していれば、拙くてもほっこりする。
絶対に嘘がつけない、だからこそ「踊り続ける」ことは「自分を見失わない」ことなのだ。


コンテンポラリーダンスの世界はあまりに奥深くて、難解なところも多いのだけど。
ただ、こういう「アート」は時間をかけて何時の間にか自分の中で消化されて、気づけば自分の一部になっていくもの。

二度、観に行った。
同じ映画を映画館に二度も観に行ったのは初めてだ。
なぜか、もう一度観ておきたかったのだ。
そして、やはりそれでよかった。
自分にとって「意味のあるもの」になるという勘には自信があるのだ。


…観ておいて、よかった。
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