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2013-03-05 (Tue)


公演が決まった時から本当に楽しみにしていた、齋藤徹さん(b)主宰の「うたをさがして」トリオ(さとうじゅんこさん[vo]、喜多直毅さん[vl])にピナ・バウシュ舞踊団の首席ダンサーだったジャン・サスポータスさんが加わる。
乾千恵さんの脚本による、オペリータの序章。

震災をまたいで書かれた脚本は、その影響を色濃く受け、描かれるのは喪失と再生の物語。
あらかじめ予告されていた幾つかの曲目の中に「ひかり しづけき」が入っていた時点で涙腺崩壊決定。
予想通り、かの曲のシーンで号泣でした。





たしか二年くらい前だろうか、銀座のギャラリー悠玄でこのトリオを予備知識なしに観た。
私にとって、いわば初めての「音楽によるアート」体験だった。
否応なく魂に揺さぶりをかけてくるようなうた、音。
あまりの事に涙が止まらず、その後の音楽や表現というものの考え方そのものを変えてしまうような体験だった。





そのトリオに、ジャンさんがダンスで加わる。
私にとって「ダンスの神様」。
身体を使って表現するということの意味を、この人は教えてくれるのです。


いつものように低音から唸るような徹さんのベースは鼓動のよう。
喜多さんのバイオリンが狂おしく、激しく響き、じゅんこさんの菩薩のような歌が包みこむ。
そこにジャンさんが、指先から爪先まで使って踊る、踊る。
これ以上ない哀しみを表情にたたえたかと思えば、激しく跳躍し、見えざる何ものかと組んで踊る。





13曲、75分。
圧倒。
鳴り止まない拍手。
何度も呼び返されるも、「これをやるのが精一杯で、なにも用意してないんです」という徹さんの言葉。
そうでしょう、あれだけのものは魂を懸けないと出来ないはず。





終演後、お客を交えた打ち上げは何とも言えず暖かなものでした。
ダンスのことで、少しスランプに陥っていた私にとって、清々しい元気をもらえた公演だった。
「ダンスの神様」が別れ際にしてくれたハグは、私の福音になりました。





次回、完成型は来年上演予定だそう。
絶対、見逃したくない。

徹さんによる公演後記はこちら
http://travessiart.com/blog/5505/
リーフレットのご挨拶文はこちら
http://travessiart.com/blog/5521/
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