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2013-06-25 (Tue)

『コンチネンタル』のポスター。もともとこのタイトルだったのが、コンチネンタルに変わったそうな。

Facebookでコツコツ書いていたフレッド・アステアの映画レビュー。
かなり短期間に一気に観たのですが、そろそろ未観の映画も少なくなり、ここから先は集めるのに時間がかかりそうなので、今まで観たものについての記録をキチンとブログに纏めていこうと思います。


『コンチネンタル』は1934年の作品。
アステア映画出演3作目にして初主演。
相手役はジンジャー・ロジャースで、ここからフレッド&ジンジャーの黄金コンビが始まります。

ジンジャー扮する離婚希望の夫人に一目惚れしたダンサー役のアステア。
猛アタックするも、冷たくあしらわれるばかり。
ところが彼女の離婚調停に友人の弁護士が絡んでいたことから、話はややこしくなり…。


この作品の一番のヒットは、コール・ポーターの“Night and Day”.
この曲、スタンダードとしては「超」有名曲で、私も散々歌ってきたのだけど、アステアのために、アステアの音域に合わせて作られたのだそうです。
(でも、はじめはアステアは気に入らなかったようですが…)
これをアステアが歌い、そしてジンジャーと踊る。
それまで冷たく当たっていたジンジャーが、ダンスでアステアに魅了されていく、大事なナンバーですが、見事なまでにロマンチック踊る二人にはため息が出ます。
ナンバー終わりの、ジンジャーの表情が「恋をした瞳」になっているのがドキッとします。

この曲って、こういう曲だったのか…
ちょっと目から鱗というか…。
曲の成立過程を知るというのは、思った以上に大切なものなのかもしれないと、つくづく思いました。
アステアはまだ舞台発声で歌っているので、結構朗々としてますが、このあと徐々に甘くジェントルな歌声に変わります。
生で聴かせるのと、マイクを通した発声の違い。
まるでボサノヴァのつぶやくような歌い方が、マイクの発達によるものであることと同じような成立過程です。
このあと20年くらい後のアステアが、同曲を歌うアルバムを聴くと、まるで歌い方が違います。





作品中でもうひとつの見せ場は、タイトル曲“Continental”.
コン・コンラッド作のこのナンバー、昔ながらのミュージカル映画の手法がふんだんに使われ、豪華絢爛な群舞と二人の踊りの合わせ技が見られます。
アンサンブルのフォーメーションやカメラワークは、現在のインド映画のようです。
CGなんかより、よっぽど豪華です。
アステアの映画ではこういう群舞は今後ほとんど出てこなくなりますが、これはこれで観ごたえがあって、私は好きです。
この曲は、残念ながらスタンダードとしてはあまり認知されませんでした。
ちょっと曲の構成が複雑だから、変奏しづらいせいかな?
でも、いい曲だと思うけどなぁ。
ジャズシンガーが歌っているのは、ほとんど聴いたことがありません。
ブロッサム・ディアリーのバージョンもピアノインストだしなぁ。
ちなみに、ブロッサムのピアノインストのアルバムが一枚ありますが、残念ながら普通にラウンジピアノでした…。



アステア作品を観倒してきて、今改めて観ると、アステアもジンジャーもフレッシュで、アステアのソロはキレキレだし、ジンジャーはまだムスメっぽいし、フレッシュな作品に思えてきます。
初めて観た時とまた違う印象。
でも、必ず観ておきたい一本です。
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