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2009-10-20 (Tue)
あっという間にすっかり秋本番。
この間まで半袖だったのに、今では長袖に上着が必要で・・・季節の移ろいは本当に早いものです。


さて、今更ながら時間が出来たので、ようやくDVDを入手した映画“This is BOSSA NOVA”を鑑賞。

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(2008/03/28)
アントニオカルロスジョビンカルロスリラ

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公開された当時、私はまだボサノヴァ初心者で、気になってはいたが見そびれてしまっていた。
ただ、映画のプロモーションで来日していたカルロス・リラがTVに出ていて、スタジオで歌った“Coisa mais linda”に心奪われたのを憶えてる。


花よりも美しい君
そして僕は少し悲しくなる
よくわからなくなる
君を愛する僕の愛は
これほどに美しいものなのか
                  (“Coisa mais linda”)

まだこの頃、この曲を知らなかった私は、その美しい曲に聞きほれながら字幕を追い、そしてちょっと驚いた。
普通愛する女をたたえるような曲で、どうして「少し悲しくなる」なんていうオチをつけるのか・・・?
ジャズの歌詞では、ほとんどこんなことはないので、びっくりしたと同時に、強く惹かれていく予感を感じた。

儚さが同時に存在するからこそ、美しさが際立つ。
この価値観はむしろ日本的とも言え。
それまで、こういう価値観を持つ音楽に出会ったことがなかった。
このあと、私は急速にボサノヴァに傾倒していく。




そして、今になって改めて観て。
何故だか何箇所か、涙が止まらないのだ。
ジョビンの息子、パウロが“Meditacao”や“Vivo sonhando”を歌うあたりだったと思う。
映画の中で特に泣きの演出があったわけでもなく、確か建築大学でのコンサートの話とか、ジョビンの作風とかの話の中でパウロが出てきただけだったと思うのだが。


愛と微笑みと花を信じたものは
安らぎを失った
愛と微笑みと花は移ろいやすいから
泣いて泣いて
涙も枯れてしまった者は
もう一度愛と微笑みと花に戻ってきて
すべてを取り戻した
愛を見出して悲しみを終らせた
                   (“meditacao”)

なんと美しい詞だろう。
そして、私もまた、この歌詞に自分が重なっていく。


ボサノヴァのとても大事な要素の一つがやはり歌詞であると、映画の中でも言われているけれど。
とりわけ私は、ボサノヴァの中でも少し影がある歌詞に惹かれるのだ。


しばらく、BGVとしてヘビーローテーションになりそうです。
一度観ただけというボサノヴァファンの皆様、一度だけじゃもったいないです。
ぜひお手元に!

(文中の訳詞は字幕に私個人の要約を加えて、一部省略したものです)


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